東京五輪2020の中止がほのめかされ始めた2020年の夏季ですが、今後どうなるのかは、ある程度はコロナ騒動次第ということになります。
そして中止は何としても阻止・回避したいという、政府の方向性とは裏腹に、やはりベストは中止、という雰囲気になりつつあるようです。
さて、中止となった場合の損失は、どうなるのか?
その損失はどうやって補填されていくのでしょうか?
また、過去に東京オリンピック2020の中止を予言したことがある情報もあります。
さっそく調べてみたいと思います。
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東京オリンピック2020の株価への影響は、中止と延期では正反対?
コロナウイルスの感染拡大により、リスク回避が目的の売り相場が展開されました。
これにより、世界の株式市場は大きく動揺させられたことになります。
いったん、中止かも?という雰囲気になったところで、IOCのディック・パウンド委員が延期が決まったと発言しました。
IOC ディック・パウンド氏
「東京五輪は2021年に延期できる」 pic.twitter.com/puYtas3VN7— ケミ介 (@chemisuke_sikyo) February 27, 2020
これにより、買戻しが始まり、一期的かもしれませんが株価は全体的に相場を戻しました。
(その後、パウンド氏は中止の可能性の発言などもしていまして(下に詳述)、株価を動かす発言ではないか?と勘繰る向きもあるようです)
やはり、延期と中止は、株式市場の印象としても全く正反対と言うべき状況になる可能性があります。
(特に、オリンピック関連銘柄は、この『延期』か『中止』かの発表や噂で大きく動いている感じですね)
東京オリンピック2020の中止の影響は?
日本における影響はかなり大変なものになる可能性が否定できないと分析されています。
そうでなくても2019年の消費税増税の影響で景気に陰りが見えてきていたのです。
そこへ、コロナ騒動でなおかつ経済が大きく停滞するようになっています。
東京オリンピックの”特需”を期待して「何とかなる!」的に前倒しされた感のある消費税増税です。
ここで、オリンピックが延期されるとまさに“屋根に上がったらハシゴを外された”ようにならないのか?
困ったことに、オリンピックの中止もささやかれ始めてきているのですね。
先のパウンド発言にしても、一気に状況をマズくしないための一施策と見られなくもないのです。
安倍総理が「オリンピックは必ず開催される!」と言っているうちに延期になったことを思い出さなくてはなりません。
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改めて、東京五輪2020の中止の可能性は?
上記の話を考えるにあたりまして、東京五輪2020は実際開催される?中止される?
例えば、2021年(東京オリンピックのよく年)に開催が予定されていた、陸上競技の世界選手権(於アメリカ オレゴン州ユージーン)が、早々に延期発表されるなどがありました。
東京オリンピックの周辺では、東京オリンピックの延期を見据えて、いろいろ工夫してくれている状況にはあります。
ですが、やはり現時点での『東京オリンピックの開催が難しい』という、根本的な理由があるのですね。
コロナ騒動は2021年にはどの程度 終息しているか不透明
コロナウイルスが、拡大し始めた中国大陸での経過を見ると、おそらく夏ごろになれば、新型コロナ第一波は勢いを弱めると推察されています。
ですが、気温が下がり始めた秋以降は第2波、第3派が起きることは間違いなさそうですね!
それに合わせて、部分的に緊急措置を講じたり、自粛を要請したりしなくてはならないでしょう。
開会式だけなら、来年の夏季に行うことは可能かもしれません。
ですが、選手はベストのパフォーマンスを出せるようになるには、やはり時間がかかります。
予想としては、やはり完全に収束してから1年くらいは準備期間が必要なのではないか?ということのようですね。
現状では、国の代表クラスの選手とて、十分な練習ができていない状況なのではないでしょうか?
ということで、延期は2年は必要という数字が出てくると思います!
オリンピックにはテレビの放映権料の問題も見逃せない
ディック・パウンド IOC委員の発言として「東京オリンピックを中止にするかどうかは2020年5月までに決断を求められる」とAP通信が伝えています。
これを受けて、小池東京都知事は「IOCの1人の個人的見解」と片付けましたが、そう簡単でもないようです。
【COVID19】IOCパウンド氏が「東京五輪中止」の可能性に言及!一方、日本側は全力火消し&超ゴリ押し!武藤事務総長「聖火リレー中止は全く考えてない」「(中止なんて)考えたことも聞いたこともない」 | ゆるねとにゅーす https://t.co/iedxqn2apD pic.twitter.com/1lFmV3yDQ7
— 脱原発の日実行委員会 (@datugennohi) February 26, 2020
オリンピックには想像できないような額の、テレビの放送権料がからみまして、先のパウンド氏はその方面では大変重要な人物となります。
放映権料は、かなりきめ細かなスケジュールで準備されなくてはならず、あらゆる国際大会との日程調整のうちに成り立っているのですね。
例えば、オリンピックの競技日程も、ともすればテレビ局の事情で変更を余儀なくされるというようなことがしばしば起きてきています。
ということで、オリンピックの開催延期には、テレビの利権の調整ができないと、困難であるということです。
開催中止・延期には WHOなどと連携が必要となる
オリンピックを選手がやりたいといい、テレビ局も条件を揃えて来たとしても、まだまだ問題があります。
WHO(世界保健機関)が提示している条件に合わせる必要があると考えます。
何となれば、WHOが提示している条件に逆らってオリンピックを開催し、一段とコロナウイルスをぶり変えさせたのでは、どうにもならないからですね。
WHOが求める条件と言うのが『コロナウイルスのワクチンの実用化』が条件と言いますが、これが達成できるかどうかは難しい問題となります。
しかも、開催の前提としては『無観客が理想』などという条件もあったりして、通常これまで行われてきたオリンピックと条件が大きく違うことにもなります。
オリンピック延期には費用がかかる
これも実際的に一番困る話になります。
IOCは、東京大会の運営費について、最大6億5千万円までは支出できるとしていますが、これも放送事業などからの入金があればこそなのです。
依然として、皮算用の部分が大きいと言わざるを得ないのですね。
大友克洋の『AKIRA』の中で東京オリンピック2020の中止が予告されている?
大友克洋が’82に発表した作品”AKIRA”(漫画とアニメ)の中では、東京オリンピックが2020年に開催されることになっています。
(このあたりが、何となく暗示的であり、ネット民を震え上がらせている感じがあります)
そして、”AKIRA”の中ではコロナウイルスではないですが、新型爆弾により、1982年に東京が一度、壊滅してしまいます。
その復興に向けて準備をしていた2020年にふたたび恐るべき何かの力で東京が破壊されてしまって…とストーリーが続くのですね。
大友克洋の作品をよく知っているオールドファンが、現況との類似点に気が付くわけです。
そして東京の破滅を描いている”AKIRA”について、ネットで紹介をしているということですね。
“AKIRA”は、今の状況と重なる部分があるので、気になる作品ということになりそうですね☆
まとめ
東京オリンピックの開催延期と中止では、株価には逆の動きが発生します。
東京オリンピック中止となると、消費税増税の影響とダブルパンチになる可能性があります。
オリンピックには選手のベストコンディションが必要ですが、その状況には程遠い。
オリンピック開催には放映権料の問題も見逃せません。
コロナウイルスの状況が不透明で予測が困難。
延期にもかなりの出費を覚悟する必要がある。
ということで、2020年の夏の時点で、延期か中止かの選択肢が残されていますが、解決しなくてはならない問題がまだまだあります!
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